言葉集

お酒に関する言葉集
日本酒の本を読んでいると、いかにも日本酒らしい
表現に出会うことがあります。
いかにも通が使いそうな、そんな言葉の一部を
ご紹介します。
       

お酒に関する言葉集

「秋あがり」
 四〜五月頃に火入れをし、貯蔵したお酒が秋になって熟成し、香味が整い
 味も丸くなって酒質がよくなってくることを「秋あがり」といいます。
 また、「秋晴れする」ともいいます。

「男酒」
 硬質の水から造られる、すっきりとした辛口のお酒をそう呼びます。

「女酒」
 軟質の水から造られる、ふっくらとしたお酒のことをいいます。

「角うち」
 升酒を飲むこと。升は角から飲むことから、そういいます。

「寒造り」
 寒の入りから立春までに造られた日本酒をそう呼びます。

「下り酒」
 京が都の頃、関西から江戸へ運ばれてきたお酒のこと。

「献杯」
 目下から目上へ盃をささげること。「お流れ頂戴」は、その逆をいいます。

「小半ら」(こなから)
 半らは一升の半分(五合)。小半らはその半分で二合五酌。
 江戸っ子や粋でいなせな人たちは、「こなからで丁度よい」などと使っていたそうです。
 ちなみに、昔、大阪では二号さん(おめかけさん)のことを「こなからさん」と言ったそうです。
 こなからさん→二合半→二号はん
 
「肴」(さかな)
 酒の菜から、酒の添え物としてのツマミをいうようになりました。

「酒粕」
 日本酒を絞った後の粕。酒の搾りかすには、タンパク質やビタミン類が含まれ、
 甘酒、粕汁、粕漬けなどに広く利用されています。酒の花、板おみきなどの呼び名もあります。

「上戸・下戸」(じょうご・げこ)
 秦の始皇帝が、万里の長城の門を守る兵士にはお酒を、平地の門を守る兵士には甘い酒を支給した
 ことから、酒を飲める人を上戸、飲めない人を下戸というようになりました。

「杉玉」
 杉の葉を束ねて丸く刈った門飾りで、造り酒屋の軒下につり下げて、新酒ができたことを知らせます。
 酒林(さかばやし)ともいいます。

「角樽」(つのだる)
 婚礼用の酒升で、朱塗りのものは嫁取りに、黒塗りは婿入りの時に使われました。
 語呂合わせから一升(一生)入り、商家では半升(繁盛)入りが用いられました。

「呑口」(のみくち)
 樽や酒の容器の下に酒の出し入れのための穴があいています。この穴を呑み穴といい、
 これをふさぐ栓のことを「呑口」といいます。

「可杯」(べくはい)
 そこに穴が開いていたり、底が平らではない変わり猪口で、飲み干さないとおけません。

「升」
 もともとは計量用の升が、お酒を飲む器となりました。杉、桧などで作られます。

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